1日目 2008年5月23日(金) 12:00〜21:50
12:00〜13:00
Welcome Lunch  
 
13:00〜13:10
開会の辞 慶應義塾大学 医学部眼科学教室 教授
坪田 一男
13:10〜15:10 Section 1 ドライアイ研究   インパクトのある研究にはコツがある
座長: 東京歯科大学 市川総合病院 眼科 教授 島�普@潤

研究の成功には、準備と情熱が必要です。また、得られた成果は発表しなければ認められません。内容は同じでも、発表が稚拙なために伝わらず、正当に評価されないという悲しい事態も起こりえます。
本セッションでは、ドライアイ研究の切り口、進め方、学会・論文発表に至るまで、ベテラン研究者が惜しげもなくそのノウハウをシェアーします。テーマは「ドライアイ研究」ですが、ここで学ぶ事柄は他の分野でも通用することばかりです。しっかり習得して、学ぶ側から発信する側に変身しましょう!

13:10〜13:40
フォーカスはドライアイ  
坪田 一男
13:40〜14:10
ドライアイ研究 結果を出すためのコツ
島崎 潤
14:10〜14:40
学会発表のコツ 国際学会を含めて
  関西労災病院 眼科
渡辺  仁
14:40〜15:10
英文論文 書くコツ、通すコツ
  慶應義塾大学医学部 オキュラーサーフェス眼光学講座 准教授
村戸 ドール
15:10〜15:30
コーヒーブレイク  
 
15:30〜17:30 Section 2 ティアフィルムの動態解析でドライアイの病態に迫る
座長:坪田 一男

近年、涙は「保湿」「成分補給」「排出」に加えて、ティアフィルムとしてレンズ表面の質の向上、すなわちより高度な画像解析に役立っていることがわかってきた。セッション2では、そうした画像解析に影響するティアフィルムに焦点をあて、涙とドライアイをみてみたい。
三層のティアダイナミクスを山田昌和先生に、油層のレオロジー解析を横井則彦先生に、BUT解析を山口昌彦先生に、実用視力を海道美奈子先生に解説いただく。視力とティアフィルムについて、ホットな話題に期待したい。

15:30〜16:00
ティアフィルムの層別染色とティアダイナミクス
  東京医療センター感覚器センター 視覚研究部長
山田 昌和
16:00〜16:30
涙液油層のレオロジー解析
  京都府立医科大学 眼科学教室 准教授
横井 則彦
16:30〜17:00
ティアフィルムの安定性解析(TSAS-RBUT)
  愛媛大学 医学部眼科学教室
山口 昌彦
17:00〜17:30
ドライアイと視機能異常 実用視力
  慶應義塾大学 医学部眼科学教室
海道美奈子
17:30〜18:30
風呂・休憩など  
 
18:30〜20:00
夕食  
 
20:00〜21:50 ほろ酔いセミナー
座長:横井 則彦/坪田 一男

お腹が一杯になったら、浴衣で足を伸ばして、みんなでほろ酔いセミナーを楽しみましょう。ドライアイのビギナーからスペシャリストまで、明日からの診療に役立つヒントが満載です。第一回でその面白さを発見した「モバイルレクチャー」も楽しみですが、新企画「ドライアイ外来」では、開業お祝いから老舗まで、興味深い苦労談を聞かせてもらえそうです。「難症例でディスカッション」では、今回もご当地自慢のおみやげ話を酒のネタにみんなで知恵を絞りましょう。

20:00〜20:05
挨拶  
横井 則彦
20:05〜20:20
スペシャルモバイルレクチャー
  京都府立医科大学 眼科学教室 教授
木下  茂
20:20〜20:40
ドライアイ外来   ― 立ち上げのコツはこれだ
  鶴見大学 歯学部眼科学教室 准教授
後藤 英樹
20:40〜20:52
開設2年ドライアイ外来は今   東北大学
  東北大学 医学部眼科学教室 助教
久保田久世
20:52〜21:02
新設 ドライアイ外来紹介   兵庫医大
  兵庫医科大学 眼科 助教
細谷 友雅
21:02〜21:14
難症例でディスカッション (1)
  慶應義塾大学 医学部眼科学教室 助教
内野 裕一
21:14〜21:26
難症例でディスカッション (2)
  鷹の子病院 眼科 眼科部長
五藤 智子
21:26〜21:38
難症例でディスカッション (3)
  大阪大学 医学部眼科学教室
堀  裕一
21:38〜21:50
難症例でディスカッション (4)
  近畿大学 医学部眼科学教室 講師
福田 昌彦
2日目 2008年5月14日(土) 9:00〜16:05
8:00〜9:00
朝食  
 
9:00〜10:15 Section 3 レジデントのためのドライアイ集中講義
座長: 北海道大学大学院 医学研究科眼科 准教授田川 義継

このセッションでは、ドライアイ診療における診断と治療の実際のコツについて、ドライアイ専門の講師の先生方が分かりやすく説明してくださいます。中身は、実際に役立つものばかりですが、「なぜそうなるのか」に主眼を置いて、なるほどと聞き手を納得させる内容をお願いしています。これらの基本をしっかりとマスターすれば、ドライアイの診断や治療を考えながら行えるようになることでしょう。

9:00〜9:15
検査と診断 コツと盲点 日本医科大学 眼科 講師
小野 眞史
9:15〜9:30
人工涙液とヒアルロン酸の使い方
  東京歯科大学眼科 眼科
田  聖花
9:30〜9:45
自己血清とステロイドの出番
  慶應義塾大学 医学部眼科学教室 講師
川北 哲也
9:45〜10:00
マイボーム腺機能不全 治療のコツ  
後藤 英樹
10:00〜10:15
涙点プラグの選択と挿入のコツ 西陣病院 眼科 医長
小室  青
10:15〜10:30
コーヒーブレイク  
 
10:30〜12:30 ドライアイ ちょっといい話
座長: ハマノ眼科 院長濱野 孝

このセッションではまずどうしても治らないドライアイ患者様へのアプローチとして手術的な涙点閉鎖の方法を横井先生が解説する。涙点プラグは実は完全閉塞をさせているわけではないことも勉強することになるだろう。次に坪田先生がVDT症候群に関連するドライアイの新しい発症メカニズムについて解説。どちらの講演も見逃せない。さらに最後には大橋先生がいつもの大橋流で眼感染症のアップデートを網羅してくれる予定である。アドバンスコースの本3講演、お楽しみに。

10:30〜11:00
難症例に手術でチャレンジ  
横井 則彦
11:00〜11:30
VDT ドライアイの新たなメカニズムが分かった  
坪田 一男
11:30〜12:30
眼感染症アップデート
  愛媛大学 医学部眼科学教室 教授
大橋 裕一
12:30〜14:30
ランチタイム  
 
14:30〜15:45 Section 4 ドライアイ治療のステップアップ
座長:渡辺 仁

このセクションではドライアイがいかなるメカニズムで生じるか、角膜の知覚神経との関係や眼表面、涙腺における活性酸素の影響といった面を掘り下げ、日頃discussionされない側面から切り口をいれる講演に期待はふくらみます。さらには小川先生にしか語れないGVHDの奥深い話も伺えるほか、ドライアイに対する最新の検査、さらには特殊なボストンレンズの効用までドライアイの深さが感じられる講演で構成されています。そして、最後には目薬を語らせたらエンドレス!!の河嶋さんに“目にしみる点眼薬の秘密”に迫っていただきます。目だけではなく、心に沁みる講演が期待されます。最後まで温泉、そしてドライアイにどっぷり浸ってドライアイクラブを締めくくりましょう。

14:30〜14:45
ドライアイと神経の密なる関係
  順天堂大学医学部 眼科 准教授
土至田 宏
14:45〜15:00
GVHDと上皮間葉移行 (EMT)
  小川医院 院長、慶應義塾大学医学部 眼科学教室 講師(非常勤)
小川 葉子
15:00〜15:15
活性酸素とドライアイ  
川北 哲也
15:15〜15:30
ドライアイの最新検査 慶應義塾大学 医学部眼科学教室
松本 幸裕
15:30〜15:45
ドライアイとボストンレンズ 吉野眼科クリニック 院長
吉野 健一
15:45〜16:00
目にしみる目薬の理由
  参天製薬株式会社
河嶋 洋一
16:00〜16:05
閉会の辞  
横井 則彦