研究の成功には、準備と情熱が必要です。また、得られた成果は発表しなければ認められません。内容は同じでも、発表が稚拙なために伝わらず、正当に評価されないという悲しい事態も起こりえます。 本セッションでは、ドライアイ研究の切り口、進め方、学会・論文発表に至るまで、ベテラン研究者が惜しげもなくそのノウハウをシェアーします。テーマは「ドライアイ研究」ですが、ここで学ぶ事柄は他の分野でも通用することばかりです。しっかり習得して、学ぶ側から発信する側に変身しましょう!
近年、涙は「保湿」「成分補給」「排出」に加えて、ティアフィルムとしてレンズ表面の質の向上、すなわちより高度な画像解析に役立っていることがわかってきた。セッション2では、そうした画像解析に影響するティアフィルムに焦点をあて、涙とドライアイをみてみたい。 三層のティアダイナミクスを山田昌和先生に、油層のレオロジー解析を横井則彦先生に、BUT解析を山口昌彦先生に、実用視力を海道美奈子先生に解説いただく。視力とティアフィルムについて、ホットな話題に期待したい。
お腹が一杯になったら、浴衣で足を伸ばして、みんなでほろ酔いセミナーを楽しみましょう。ドライアイのビギナーからスペシャリストまで、明日からの診療に役立つヒントが満載です。第一回でその面白さを発見した「モバイルレクチャー」も楽しみですが、新企画「ドライアイ外来」では、開業お祝いから老舗まで、興味深い苦労談を聞かせてもらえそうです。「難症例でディスカッション」では、今回もご当地自慢のおみやげ話を酒のネタにみんなで知恵を絞りましょう。
このセッションでは、ドライアイ診療における診断と治療の実際のコツについて、ドライアイ専門の講師の先生方が分かりやすく説明してくださいます。中身は、実際に役立つものばかりですが、「なぜそうなるのか」に主眼を置いて、なるほどと聞き手を納得させる内容をお願いしています。これらの基本をしっかりとマスターすれば、ドライアイの診断や治療を考えながら行えるようになることでしょう。
このセッションではまずどうしても治らないドライアイ患者様へのアプローチとして手術的な涙点閉鎖の方法を横井先生が解説する。涙点プラグは実は完全閉塞をさせているわけではないことも勉強することになるだろう。次に坪田先生がVDT症候群に関連するドライアイの新しい発症メカニズムについて解説。どちらの講演も見逃せない。さらに最後には大橋先生がいつもの大橋流で眼感染症のアップデートを網羅してくれる予定である。アドバンスコースの本3講演、お楽しみに。
このセクションではドライアイがいかなるメカニズムで生じるか、角膜の知覚神経との関係や眼表面、涙腺における活性酸素の影響といった面を掘り下げ、日頃discussionされない側面から切り口をいれる講演に期待はふくらみます。さらには小川先生にしか語れないGVHDの奥深い話も伺えるほか、ドライアイに対する最新の検査、さらには特殊なボストンレンズの効用までドライアイの深さが感じられる講演で構成されています。そして、最後には目薬を語らせたらエンドレス!!の河嶋さんに“目にしみる点眼薬の秘密”に迫っていただきます。目だけではなく、心に沁みる講演が期待されます。最後まで温泉、そしてドライアイにどっぷり浸ってドライアイクラブを締めくくりましょう。